「はじめましての質問」がむずかしい
金曜日、1年ぶりに前職の同期女子とごはんを食べに行った。
話の流れで、「マッチングアプリに疲れた」っていう話になった。
私の同期はもうめちゃくちゃかわいいくて、
普通に考えて出会いに困らんだろっていう感じなんだけど、
そんな子でさえマッチングアプリでの出会いに疲れ、いまはしばらく休止中らしい。
疲れの原因はいわゆる「はじめましての質問」だった。
「出身どこなの?お酒結構飲むの?職場どこなの?何の仕事してるの?土日何してるの?」
こういう類の質問を、毎回違う人と繰り返すことに疲れてしまったらしい。
もちろん男性が悪いとかではない、
疲れるのは女性側だけではないと思うんだけど、
「はじめましての質問」って、まあつまらない。そして疲れる。
この「疲れ」は、めちゃくちゃ共感できると思った。
知りたいからこそなのは分かるんだけど、
互いにテンプレートになるし、心がスンッってなっていくやりとりなんだよね。
勤務地とか出身地の話なんて面白くしようがないじゃん。
ロス出身とかならまだしも、
例えば、埼玉生まれ新宿勤務のOLの話を広げるのってかなり無理だよね。
埼京線の話で盛り上がれる相手がいたら、
逆にその時点ですきになっちゃうよ、そんなの。
だからといって、これを乗り越える方法ってそうそうなくて。
もう2020年になるのにわたしたちはいまだに、
この壁にぶち当たっているっていう。
だから今日はなんとなく、その解決法を考えてみたいと思う。
①Tシャツに書いちゃう
1週間くらい前にTwitterでバズってた、
コンビニに行くときに着ていく用「温め・レジ袋・割り箸の有無の意思表示が出来る」っていうTシャツ。
この話を横展開して、
「はじめてましての質問」をプリントした服をつくってみるのはどうだろう。
これなら、テンプレートの質問を聞かなくても・聞かれなくて済むし、
なんなら面白い人だねって、話も盛り上がるんじゃないかと思う。
もしくはこのご時世だから、
はじめての出会いがオンラインっていう場面もあるかと思う。
その場合は、②バーチャル背景を利用するのもありかと思う。
画面に入りきらない情報は二次元コードを読み取ってもらえば、
自宅でも思い出してもらえるかもしれない。
あとは、③カードを渡すのもいいかもしれない。
名刺サイズのカードに二次元コード貼り付けて読み込んでもらう、とか。
なんかそう思うと、よく婚活パーティーとかで配られるあの
「自己紹介カード」ってやつ、結構重要な役割してたんだなあと思う。
あのカード最終的には机の上に捨てられちゃう印象だけど。
心なしか婚活パーティーははじめまして疲れしづらかったかも。
あのカードのおかげなのかな。
ここまで書いたけど、やっぱり「はじめましての質問」の扱いって難しい。
職場恋愛や友達の紹介が圧倒的に強いのは、
はじめましてのハードルが低いからなんだろうな。
初対面の質問疲れを解消するいい方法があれば、
出会いはもっと変わるんではなかろうか。と思う。
あの心がスンってなるテンプレのやりとりが今後なくなるといいよね。