誰の人生も、うらやましい。

社会人4年目になりました。

ずっと、「大丈夫」って言ってほしかった。

 

就活中は「結婚しても仕事は続けますか?」と聞かれ、

 

「彼氏がいない」と言えば「いい人紹介しようか?」と言われた。

 

「いつ結婚したい?」っていう会話も、もう何回もしたと思う。

 

 

気付けばわたしの意思とは関係なく、婚活レースというものに、いつの間にか、参加しなければならなくなっていました。

 

 

もちろん、結婚したい!と思う人に出会えれば結婚したいと思っていますし、

 

すべてが悪意ばかりでないことも分かっています。

 

(いいひとを紹介しようか?っていう言葉も、好意でしてくれている人のほうが多い)

 

ましてや、「女性はクリスマスケーキと一緒」っていうクリスマスケーキ理論を当たり前のように受け入れていた時代からすれば、かなり生きやすくなったのかもしれません。

 

 

ただ、結婚=ゴールとする考えはまだ根強くて。そこへたどり着けない人に対して「どこかおかしい人だ」と決めつける風潮は、いまだに残っている気がして。

 

ずっと胸の中に違和感があって、何かがつっかえていた気がします。

 

 

でも、その「違和感」が少し軽くなったきっかけが、最近、ありました。

 

はあちゅうさんの「婚活っていうこの無理ゲーよ」を読んで。

 

honto.jp

 

ずっと、不安だったんだと思う。

 

この本「婚活っていうこの無理ゲーよ」の内容を簡単に言うと、いわゆる、アラサー婚活女子3人組の婚活話。

 

本の中で繰り広げられるのは、ひとつひとつが鮮明に想像できるほど共感できるエピソードがばかりで、友だちに話したくなるような内容ばかりでした。

 

 

特にその中でも、印象に残った話がありまして。

 

合コン後に女子会を開催して、「さっきまで開催してた合コンの愚痴をみんなで言い合う」っていう場面があるんです。

 

この話、女性陣は特に、共感出来る話なんじゃないかと思います。

 

街コンやデートでも同じで、上手くいかなかった話を女子同士愚痴にして、笑い話にしていくやつ。よくやっているんじゃないかと。

 

これ、「性格が悪い」というひとことで片づけられてしまうかもしれないけれど、

 

この愚痴の裏には「笑いにでも変えていかないと、やってられない」っていう気持ちがあると思うんです。

 

そう。

 

もう、笑わないと、やっていけないんです。

 

世の中、男性よりも、女性のほうが相手を選ぶ選択肢が多いと言うけれど。

 

 

毎回1回目のデートは出来ても、2回目はなぜか誘ってもらえなかったり、

 

もう何回も会っているのに付き合ってもらえなかったり、

 

長く隣にいるはずなのに、結婚してくれないんじゃないかと、不安になったり。

 

 

婚活をしていると、間違い探しや、自分は何か足りないんじゃないかと不安になる瞬間が、何度もある。

 

必要としてくれているひとなんていないんじゃないかと、すごく不安になる。

 

この本は、そんな気持ちをすごく上手く表現していました。

 

 

でも、最終的に(結末はここでは言えないけれど…)この本を読み終わった後には、そんな気持ちはすっと軽くなって。

 

そっと背中を押してくれました。

 

 

確か先日のイベントで、はあちゅうさんがこの本についてこんなことを言っていて。

 

 

確かに「自分はこれでいいんだ」と言わないまでも、

 

婚活のゴールが必ずしも結婚ではないことを、この本を通して知ることができました。

 

 

婚活すると、必ず「自分」と向き合うことになる。

 

いろんな相手と関わると、自分は何が好きで、何がしたいのか、見えてくる。

 

その上で、結婚というものは必ずしも正解ではないということを、身をもって感じることができるのだと思います。

 

 

周りがどんどん結婚していくなかで、焦っているなかで、 

 

「大丈夫だよ」ってずっと誰かに、言ってほしかったんだと思います。

 

それを今回この本に、言ってもらえた気がしました。

 

 

婚活に悩んでいる人、そうでなくても男女問わず、みんなにぜひ読んでほしいと思います。

 

(ここで値段についていうのもなんですが、ワンコインで読めるのもすごいと思う)

 

わたしがはあちゅうさんのファンということも抜きで、ほんとうにおすすめしたい一冊です、ぜひ。

 

f:id:yui_log:20181011002524j:plain

表紙もかわいいの…♡

 

では、今日はこの辺で。

 

 

おわり。