2年目の志望動機と、諦められない仕事の話
転職をする人が必ずぶつかるのは、
「そもそも、自分にとっての『働く』ってなんだろう」
っていう問いだと思う。
いま、働いている多くの大人の人は、どう答えるんだろう。
とりあえず就職しなきゃいけなかった新卒時代と違って、働きはじめてから、大切なものや出来ないこと、いろんなことが変わったし、いろんなことが分かってきたと思う。
何のために、働くんだろう。
恐らく、多くの人にとっては「お金を稼ぐため」がいちばん、
そして、次にくるのが「やりがい」なんじゃないかと思う。
かくいう私は「人に可能性や、選択肢を与える仕事がしたい」と思って、新卒時代に就活をしていた。
これまで幾度となく、人からの提案に助けられてきたし、一人では出来ないことや、思いつかないことも、人といると乗り越えられるものだと思ったことが、すべてのきっかけだった。
「人に可能性や選択肢を与えられる仕事。営業がしてみたい。」
これがとにかく、ブレない大きな軸だった。
そして、もう一つの大きな軸は「モノを買う気持ち」に関わること。
大学時代にすぐにやめようと思って始めた試食販売のバイトが、なんだかんだ楽しくてやめられなくて。トークや提案次第で商品を買ってもらえることが、面白かった。
試食販売を通して「目の前にいる人に合わせて提案をすれば、モノは買ってもらえるし、その人を幸せにすることも出来る」っていうことを知った。
新卒時代は、とにかく仕事とかそんなものを超えて、その2つの「やりがい」を求めるために、自分の人生を使ってみたいと思った。
ただ、やりたいことと出来ることは必ずしも一致しないのが、この世の中だと思う。
私が新卒で入社後に配属されたのは、営業職とは関係のない、全く望んでいない職種だった。
その時は、営業部署に配属された同期が、もうとにかく羨ましかった。
帰り道で大泣きしたのを今でも覚えているし、自分には適性がないと否定された気がして、悔しかった。
でも、2年経とうとしているいまでも、人事の人に、営業は向いてないと言われようと、やってみたいことは諦めきれなかった。
できるなら、やってみたいことも出来ることも、一緒にしたい、と思った。
だからいま私は、転職活動をしている。
流されたほうが楽なのは知っているけど、
いま流されたら、数年後の自分がかわいそうだから。
転職先が見つからなくても、もがくだけもがいてみたい。何もしなかったら、きっと、死ぬ前に後悔するだろうから。
もしいま、仕事がつまらないと少しでも思っている人がいるなら、「やってみたいことと出来ること」を近付けることを諦めないでほしい、と思う。
私もまだ途中だけど、もっとたくさんの人にちゃんとそう伝えられるように、向こう側に行けるように、頑張るので。
近いうちにいい報告が出来るように、頑張るので。