誰の人生も、うらやましい。

社会人4年目になりました。

失恋で泣く人はすごかった

 

マツコ・デラックスが昔、

 

「バカにならないと恋愛なんかできない」って言っていて

 

当時の私はひどく賛成した。

 

 

失恋で泣く人なんて、バカそのものだと思っていたし、

 

相手が死んだわけでもないのにぴゃーぴゃー騒ぐ女子は、病気なのかと思っていた。

 

 

 

それから2年経って、今年初めて自分も同じ病気に罹った。

 
 
 
 
泣く回数が週5回から週1回に減っていくのに、もうそれさえも、悲しくなったりする。
 
 
 
どこにいても、とにかく悲しい。
 
 
 
誕生日には勝手に歳を数えたり、
おいしいものを食べれば、きっと好きな味だろうな、とひとりで泣きたくなる。
 
 
 
それでもって、一番の地獄は、嬉しいことがあったときだったりする。
 
 
どんなに嬉しいことがあっても、最初にそれを教えたい人が近くにいないことに、とにかく辛くなる。 
 
 
 
相手が風邪をひいたときも、頑張っている時も、辛い時も、隣にいるのは自分ではないんだと思う。
 
 
 
自分の全てが否定されたような気がして、
 
何の価値もない人間なんだと思ったりしてしまう。
 
 
底なしの何かにはまった気分になる。
 
 
 
ただ、同時に、思ったのは
 
 
 
誰かとそれだけ、とてつもなく大きな関係を築けるようになった自分は、はじめてだった。
 
 
 
失恋で泣くようなバカにはなったのかもしれないけど、でも、
 
これはたぶん、それだけ自分が真剣に誰かと、向き合った結果なんだと思う。

 

 

それなら、バカのままでいたいと思った。

 

中途半端な気持ちでいない自分は、だいぶ幸せものだと思う。24歳にしてそんなことを知るのも、ちょっとおもしろいな、と思った。

 

 

それに 1ヶ月前、とにかく悲しくて死にそうな時、知恵袋で誰かが、

 

「失恋が悲しいのは当たり前。結婚までたどり着けず死んでいった恋愛の、葬式だから」

 
って書いていて
 
 
ああ、喪中なら仕方ないな、と思った。
 
 
しばらく喪中は続くんだろうけど、たぶんあと半年経てば、立ち直れそうな気もしたりして。
 
 
現にいまこうして書いている時点で、喪明けも近いのかもしれない。
 
 
 
クリスマス前、幸せなみなさんはどうかそのままで
 
 
独身の皆さん、
 
温泉いきましょう、おいしいものを食べましょう
 
気が向いたら恋愛しましょう。
 
 
恋愛はすべてではないけれど、
 
すごく大切だな、と思いました。
 
失恋で泣くのはバカかもしれないけど、それができる人の方が、何倍も幸せなんです。
 
 
今日書きたかったのはそれだけ。
 
 
明日も頑張りましょう。
 
 
おしまい